注意すべき病気

柴犬に多く見られる病気を紹介しておきます。

もちろんこれらの病気以外にも、いつもと違う様子のときは注意してあげる必要があります。

小さな症状を見逃さないように、日頃から健康チェックをしっかりしてあげることが大切です。

 



皮膚炎

柴犬が最もかかりやすい病気がアトピー性皮膚炎です。

原因:食物やほこり、花粉等にアレルギー反応を起こす病気です。

症状:皮膚のかゆみや赤み、脱毛などです。

かゆみが強くなると、掻きこわして傷になり、膿んでしまうことがあります。

部位:身体中に発症しますが、脇の下やお腹周りなどの柔らかい部位に多く発症し、眼の周りや、耳、肉球の間にもかゆみが発生することがあります。

治療:検査をしてアレルギーの原因を特定し、かゆみを抑える薬を飲むことで対処します。

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)

膝のお皿の骨が脱臼してしまう病気です。

原因:活発に走ったり跳ねたりする犬に起こりやすく、先天性の要因が大きいといわれ

小型犬に多い病気です。

症状:足を引きずって歩いたり、さわると痛がります。

痛み⇒腫れ⇒足を引きずるというように悪化します。

部位:膝

治療:症状により内服薬で痛みを抑える方法と、手術をする方法があります。

獣医さんと対処方法を相談して症状が進んでいれば、手術が必要になる可能性があります。

認知症

長寿社会を迎え、人間と同様に犬にも認知症の発症例が増加しています。原因としてはドッグフードの品質や栄養価が高くなったことで犬も長寿になりました。

柴犬は、15歳くらいまで長生きすることが多いため、11歳を超えると認知症発症のるリスクが高くなります。